夏や冬が近くなってきた頃、久々にエアコンをつけたら『なんだかホコリっぽい』そんな時はありませんか?
本格的なシーズンを前にエアコンの掃除をしなくては!と思っている方も多いのではないでしょうか。
そこで、エアコンのフィルター掃除の仕方や掃除頻度などフィルター掃除に役立つ情報をご紹介していきます。
エアコンのフィルター掃除のやり方
ここではエアコンのフィルター掃除の仕方と注意点をご紹介していきます。
簡単に説明すると以下の5ステップになります。
- 電源を切りフィルターを外す
- フィルターのホコリを取る
- 水洗いをする
- しっかり乾かす
- 正しい向きで取り付ける
1.電源を切りフィルターを外す
まず始めに大事なのがエアコンの種類によって電源を切る必要があるので、取扱説明書を確認しましょう。
漏電や感電を防ぐため、エアコンの掃除をする時は電源を切っておくのがよいでしょうね。
フィルターを取り出す前に、そのまま掃除機で軽くホコリを吸っておくとホコリが舞うのを抑えられるのでおすすめです。
2.フィルターのホコリを取る
次に掃除機でフィルターの表部分からホコリを吸い取ります。
ここで注意したいのが、裏面から吸ってしまうと逆にホコリを網目に詰まらせてしまうので、必ず表面から吸い取りましょう。
3.水洗いをする
表面のホコリが取れたら今度は裏側からシャワーをあてて、網目に詰まった細かいホコリを水圧で落としていきます。
こちらも先程と同様、逆からやるとフィルターにホコリを押し込んでしまうので、シャワーは裏側からです。
水洗いだけでもだいたいの汚れは取れるのですが、中性洗剤を使うとより効果的です。
中性洗剤を使って歯ブラシなどでやさしく擦ると細かい汚れも落とせます。
4.しっかり乾かす
洗い終わったフィルターを乾いたタオルでポンポンと挟むように拭いていきます。
その後、日陰干しでしっかり乾燥させましょう。
早く乾かそうと直射日光に当てたり、ドライヤーで乾かそうとするとプラスチック部分が変形したり劣化したりする恐れがあるので注意が必要です。
5.正しい向きで取り付ける
乾燥まで終わったらあとは元の位置に取り付けるだけです。
その際注意しなければならないのは“向き”があるので正しい向きで取り付けましょう。
洗剤のおすすめ
洗剤は普段使っているキッチン用中性洗剤でOKです。
アルカリ性洗剤だとプラスチック部分を傷つける可能性があるので要注意です。
■ 中性洗剤・・・〇
■ クエン酸・・・✕
■ 重曹、セスキ炭酸ソーダ・・・✕
■ オキシクリーン・・・△
クエン酸は油汚れやヤニ汚れを落としにくいので不向きです。
重曹やセスキ炭酸ソーダは弱アルカリ性なのでプラスチックや樹脂素材を傷つける可能性があります。
オキシクリーンも弱アルカリ性なのですが公式HPにはフィルターに使えると書いてあったので正しく使えば使えます。
個人的にはキッチン用中性洗剤が一番お手軽で使いやすいと感じています。
フィルターの掃除頻度は?
フィルターの掃除頻度は稼働状況にもよりますが、毎日使っている場合は2週間に1回が目安です。
フィルターに汚れが蓄積するとホコリや冷却時の水分をエサにカビが繁殖してしまうので、定期的に掃除しましょう。
『お掃除機能付き』エアコンの場合は、そこまで頻繁に掃除する必要はありませんが、夏や冬前のシーズン直前に掃除するのがおすすめです。
お掃除機能付きエアコンもダストボックスに溜まったホコリを定期的に取り除く必要があり、自分でやるのが難しいという方は2年に1回はプロのクリーニングを依頼することをおすすめします。
破れたらどうなる?
フィルターの網目部分が破れてしまった場合、そこからホコリを吸ってしまいます。
ホコリが内部へ付着するとエアコンの性能が落ちたり、カビの発生にもつながり、場合によっては故障につながる危険性もあります。
このような理由からフィルターが破れてしまった場合は、新しいものを取り付ける、または替えになるものを貼りつけカバーすることが大事になってきます。
【新しいものを取り付ける場合】
インターネットで購入することができます。
お値段はだいたい1500円~3000円ほどでフィルターだけ購入できます。
購入時にはエアコンの型番を控えておき、使用できるフィルターを選んで交換しましょう。
【替えになるものを貼りつける場合】
100円ショップやホームセンターなどで販売しているフィルターのカバーを取り付ける方法もあります。
破れた部分が少しだったらこの方法で安くホコリ対策していきましょう。
賃貸でエアコンを使用している場合は、管理会社などに連絡して新しいフィルターに交換してもらった方が無難でしょう。
張り替えはできる?
経年劣化でフィルターがボロボロになってしまうことありますよね。
ボロボロになってしまったフィルターは張り替えることができます。
今回は市販のエアコンフィルターを使った方法をご紹介していきます。
- ボロボロになってしまった網の部分を全部取り除きます。
- フィルターのプラスチックの骨組み部分に、付属のマジックテープを貼っていきます。
- 購入したフィルターをちょうどいいサイズにカットして貼って完成です。
「ホントにこれで大丈夫?」と心配になりますが、内部にホコリなどが入らなければいいだけなのです。
使い捨てになるので、汚れたら張り替えればいいのでとっても楽です。
100円ショップやホームセンターなどで低コストで購入できるので、気になっている方は張り替えてみてくださいね。
まとめ
これから冬のシーズンに向けてエアコンを使うことが多くなっていきますよね。
そんな時にホコリっぽさやカビ臭さを感じないためにも、エアコンのフィルター掃除が大切になってきます。
■ 2週間に1回はフィルターの掃除をしよう
■ 適切な掃除の仕方、効果的な洗剤でキレイにしよう
■ フィルターがもろくなっていたら市販のフィルターを有効活用しよう
掃除の基本ではありますが、『定期的に掃除をする』というのがやはり1番大事なことです。
汚れを溜めてから落とすのは時間も労力もかかるので、こまめに掃除をするということを心がけていきましょう。
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