「冬はこたつにミカン」なんて言われるほど、こたつは冬の代名詞ですよね。
ひと昔前では実家感の強かったこたつも、近年ではおしゃれに様変わりしています。
そんなお気に入りのこたつを毎年きもちよく使うには、正しい方法で洗濯したこたつ布団が必須!
ふかふかになったこたつ布団で、今年の冬も快適におうち時間を過ごしましょう。
こたつ布団は洗濯が必要?
こたつは温まるだけの場所ではないですよね。
ご飯を食べたり、勉強をしたり、気持ちよさに負けてそのまま眠ってしまったり。
食べ物をこぼすこともあれば、犬や猫など、ペットの毛もつきます。
一見汚れてなさそうでも、汗や皮脂、ほこりなんかは必ず付着しているんです。
冬に毎日使っていたこたつ布団を洗わずに次の冬まで置いていたら、
どうなるとおもいますか?
こたつ布団に付着した汚れをエサに集まった、ダニの温床になってしまいます。
でもこたつ布団は大きくて厚みもあるので、頻繁には洗えませんよね。
ではどのような洗い方が適しているのか、洗濯方法をご紹介していきます。
洗濯機でのこたつ布団の洗い方
自宅の洗濯機を使って洗う場合は、事前に必ずこたつ布団の洗濯表示をチェックしましょう。
水を注いだ洗面器の断面図のような、「おけ」のマークがありませんか?
このマークがあれば、家庭の洗濯機や、コインランドリーでセルフクリーニングが可能です。
その「おけ」マークの中に、30、40、50などの数字が書かれている場合は、その数字を上限温度とした水温で洗ってください。
また、このマークの上に×がついているときがあります。
この場合は、家庭での洗濯はできないのでクリーニング店にお願いしましょう。
家庭用の洗濯機では、12㎏の大容量ならこたつ布団1枚が洗えます。
まず洗濯ネットにこたつ布団を畳んで入れ、そのまま洗濯機へいれてください。
毛布コースか大物洗いコースを選択して、いつもの洗濯洗剤やおしゃれ着洗い用を使用しましょう。
もっと容量の小さい洗濯機でも、こたつ布団が入れば洗うことはできます。
ですが、ぎゅうぎゅうに詰め込むのはNGです。
汚れもきれいに落ちなかったり、故障の原因になってしまいます。
さあ、洗いあがったあとは乾かす作業が待っています。
そのままタンブラー乾燥でいいのではないか、と思いがちですが、乾燥容量は洗濯容量のだいたい半分ほどです。
なので、家庭用洗濯機の乾燥機能は使えません。
洗ったこたつ布団を干す場所や、濡れて重たくなったこたつ布団を乾かすために、運ぶ手間を考えると結構大変ですよね。
しっかり乾燥させないと、生乾きのままではカビの原因にもなってしまいます。
なので家庭でこたつ布団を洗濯し、乾燥まで終わらせるのは、なかなかハードルが高そうです。
洗濯機が使えない場合は?
家庭で洗濯はできないけれど、「おけ」マークがついているならコインランドリーに持っていくか、クリーニング店にお願いしましょう。
コインランドリーのメリットは、
- 料金がリーズナブル
- その日のうちに仕上がって持ち帰ることができる
コインランドリーのデメリットは、
- 持ち運びに労力を要する
- 中綿のかたよりなど生地への負担がかかる
一方クリーニング店のメリットはというと、
- 防虫加工
- 消臭加工
- 家庭ではとれないシミや汚れもとってもらえる
クリーニング店のデメリットは、
- 料金がコインランドリーに比べると高い
- 持ち運びに労力を要する
と、それぞれいい点と悪い点があります。
すぐに汚れをおとして、また使いたいときには、コインランドリーが便利です。
ひと冬越して、来年の冬まで自宅で保管しておくなら、クリーニングの方が適しています。
クリーニング店ではプロによる様々なオプションもあるので、こたつ布団の状態にあわせて利用してみましょう。
コインランドリーやクリーニング店のデメリットである、持ち運びが面倒!という方には、宅配クリーニングをおすすめします。
宅配クリーニングのメリットは、
- 自宅まで取りに来てくれて、仕上がったらまた自宅まで届けてくれる
- 一定期間こたつ布団をあずかってもらえるサービスがある
宅配クリーニングのデメリットは、
- 事前にwebで申し込みをして、集荷キッドが届くまで数日かかる
- 料金が店舗に比べて割高
と、宅配にもメリットとデメリットがあるので、何を重視するかを考えて洗濯方法を選びましょう。
コインドリーでのこたつ布団の洗い方
では、コインランドリーの利用方法についてです。
まず洗濯可能の「おけ」マークに加えて、タンブラー乾燥ができる表示があるかを確認しましょう。
□と○を重ねたマークの中に、点が2つあれば高温乾燥(80度上限)、点が1つなら低温乾燥(60度上限)に対応しています。
この□と○を重ねたマークの上に×があると、タンブラー乾燥は利用できません。
コインランドリーの乾燥機は通常70度ほどなので、高温乾燥対応であれば利用できますね。
ダニは60度で死滅するので、ダニ退治にもなります。
マークを確認して利用可能なら、洗濯に取りかかりましょう。
まずはカバーを外します。
それから型崩れを防ぐために、こたつ布団をくるくるとまるめて、ひもで2か所か3か所ほど縛り、洗濯機へ入れます。
その際に、手で払えるほこりなどは払っておきましょう。
こたつ布団1枚に対してのおすすめ容量、かかる料金、時間
洗濯のみ | 洗濯機:12~17㎏ | 600円~800円 | 30~40分 |
乾燥のみ | 乾燥機:14㎏ | 600円~1000円 | 40~60分 |
コインランドリーごとで多少異なりますが、これぐらいが目安です。
洗濯機から乾燥機に移し替えずにすむ、洗濯乾燥機という選択肢もあります。
しかし洗濯+乾燥で約60分と短いので、厚みのあるこたつ布団は生乾きになりやすく
おすすめできません。
30分ほどで洗濯が終わり、次は自分で乾燥機へ移動させて、さらに1時間ほどで出来上がります。
この1時間半が、どこかに出かけてまた戻ってくるほどではない微妙な時間なんですよね。
でも最近は、カフェが併設されているコインランドリーなんかをよく見かけませんか?
おいしいコーヒーを飲みながら雑誌を読んで過ごすことができれば、待ち時間も短く感じそうです。
他にはデザイナーズコインランドリーなんかも登場していて、コインランドリーとは思えないおしゃれな空間が話題です。
好きな香りの柔軟剤を選んで使用することができたりと、楽しく利用できそうですね。
クリーニングに出した時の料金相場
では、クリーニングの店舗と宅配では、どれほど料金に違いがあるのでしょうか?
比較してみましょう。
【店舗クリーニング】
ホワイト急便 | 1枚/2,640円~ |
パステルクリーニング | 2,600円~ |
やじまや | 2,340円~ |
エルゼ | 2,640円~ |
博栄 | 2,420円~ |
【宅配クリーニング】
リナビス | 1枚/8,800円 |
2枚/11,800円 | |
3枚/12,900円 |
しももとクリーニング | 1枚/8,800円 |
2枚/11,800円 | |
3枚/13,800円 |
宅配では2枚、3枚と枚数が多いほど1枚当たりの料金が安くなっていきます。
こたつ布団だけではなく家族分の布団など、一気に冬ものをクリーニングしたいときにはとても便利ですね。
何枚も持ち運ぶ手間もかかりません。
ただ料金だけで比べると、店舗よりかは割高になります。
まとめ
こたつ布団を急ぎで洗いたい場合はコインランドリー。
次の冬まで出番がないなら、しまう前にクリーニング。
次に使う時まで預かってほしければ宅配クリーニング。
と、生活スタイルにあわせてサービスを選ぶことができそうですね。
しっかり冬の間の汚れを落として、また来年もきもちよく、こたつを利用しましょう。
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