梅雨の時期が近づくと気になるのが『カビ』ですよね。
窓際やお風呂場、洗面台、キッチン、トイレなど水気のある場所には必ずカビ菌が潜んでいます。
特に最近、窓を開ける機会が多くなって「サッシをのぞいてみたらカビだらけだった…」なんてこともあるのではないでしょうか。
そこで今回は、窓のゴムパッキンについたカビ取り方法と、簡単にできるサッシの掃除方法をご紹介していきます。
窓のゴムパッキンのカビ取り方法
【窓のカビの原因って?】
そもそも窓際のカビはどうして生えるのでしょうか?
窓のカビの原因は、主に冬場の温度差による結露です。
ご存じの通り、カビは水分や湿気の多い場所で発生します。
掃除を怠っているとホコリをエサにしてどんどん増殖してしまいます。
それに伴い、アレルギーの原因にもつながるのでカビを見つけたらすぐに掃除することが望ましいです。
【窓のゴムパッキンのカビはどうやって落とす?】
軽度のカビの状態であれば、中性洗剤を水に薄めた雑巾で丁寧に拭き取るだけで取れることもあります。
しかし、長らく放置した場合はゴムパッキンに根強くカビが潜んでいます。
水拭きだけでは落とせない場合は、塩素系漂白剤を吹きかけ、液だれしないようにキッチンペーパーやラップなどで貼り付けます。
20~30分放置した後、水拭き・乾拭きでキレイに拭き取れば完了です。
では実際に、お家にあるものでできる簡単なカビ取り方法をご紹介します。
片栗粉
【片栗粉×キッチンハイター】
どこの家庭にでも大抵常備してある片栗粉と、キッチンハイターを使って劇的にキレイにすることができます。
step1 片栗粉とキッチンハイターを1:1の割合で入れ、よくかき混ぜペースト状にします。
step2 そのペース状の洗剤を割りばしや綿棒などを使ってゴムパッキンの部分に塗り、ラ ップで密着させ5分程度放置します。
step3 時間を置いた後、水拭き・乾拭きでキレイに拭き取れば完了です。
※注意点
■塩素系漂白剤を使う際は必ず喚起をし、手が荒れないように手袋をしましょう。
■キッチンハイターの場合、長時間放置するとゴムの劣化につながるので放置時間は10分以内にしましょう。
カビキラー
【カビキラー×キッチンペーパー】
根強いカビにはカビキラーとキッチンペーパーを使って簡単にカビ取りができます。
step1 泡タイプのカビキラーをカビのひどい部分に散布します。
step2 液だれしないようにキッチンペーパーに染み込ませ、さらにラップで密着させ20分程度放置します。
step3 時間を置いた後、水拭き・乾拭きでキレイに拭き取れば完了です。
※注意点
■カビキラーも塩素系漂白剤で刺激臭がするので必ず喚起をし、手袋をして行いましょう。
■塩素系漂白剤は、アルコールや酸性洗剤と混ざると有毒ガスが発生するので混ざらないように注意しましょう。
■変色の恐れがある材質の場合は、ゴムパッキン用のカビキラーを使ったり、テープで周りを養生してから行うと◎。
100均
【クエン酸×重曹】
刺激臭はちょっと…。そんな方には100均で手に入るクエン酸と重曹でもキレイにできます。
小さなお子さんやペットがいるご家庭でも安心して使えます。
step1 水100mlに対してクエン酸小さじ½杯を溶かしたスプレーをカビに吹きかけていき ます。
step2 その上から重曹を振りかけるとシュワシュワと発砲してくるので、30分程度放置します。
step3 カビが浮き上がってきたら水拭き・乾拭きでキレイに拭き取れば完了です。
※注意点
■クエン酸を使用した直後に塩素系漂白剤を使うと有毒ガスが発生する危険性があるので、しっかり洗い流すか掃除日を分けて行うなど注意が必要です。
■初期のカビ汚れには向いていますが、カビがひどい状態には塩素系漂白剤の方が効果的なので、日常的にお掃除する時におすすめです。
簡単な窓のサッシ掃除方法
窓のサッシにもずいぶんと汚れが溜まっていたりしますよね。
サッシの汚れの原因は砂埃や雨によってできた水垢、部屋の中のホコリ、結露によってできたカビや水垢などさまざまあります。
冬の間放置していた我が家のサッシもビックリする程汚れていました。
そこで簡単にできるサッシのお掃除方法をご紹介します。
step1 サッシの土埃をブラシで掃き、大まか汚れを取り除きます。
step2 次に中性洗剤を含ませた雑巾で丁寧に隅々拭いていきます。
汚れがひどい場合は歯ブラシやメラミンスポンジなどを使って擦って落とします。
step3 水拭き・乾拭きでキレイに拭き取れば完了です。
※注意点とポイント
■サッシの材質によって使える洗剤が異なるので注意が必要です。
アルミのサッシの場合は、腐食したり塗装が剥がれたりする恐れがあるのでアルカリ性洗剤が使えません。
■除菌ウェットシートで拭き取るだけの掃除もお手軽です。
汚れたら捨てるだけなので雑巾を洗う手間も省けますし、アルコール成分がカビの発生を防いでくれます。
おすすめの洗剤
軽度の汚れの場合は・・・『クエン酸×重曹』『中性洗剤』
中度の汚れの場合は・・・『オキシクリーン×重曹』
重度の汚れの場合は・・・『片栗粉×キッチンハイター』『カビキラー』
カビの予防には・・・『エタノール』
ほとんどがお家に常備してある洗剤でカビ取りができるので、特別なものを新たに買う必要はありません。
お家にあるもので効率よく、用途に合わせて使い分けていきましょう。
まとめ
今回はカビの取り方・お掃除方法についてご紹介してきましたが、できればこまめに掃除してカビが生えないような環境にしていきたいものですね。
カビの予防としてエタノールスプレーを吹きかけたり、結露防止グッズなどが効果的です。
梅雨の時期は特にカビが生えやすいので、この時期に念入りにカビ取り掃除をしていきましょう。
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