『靴』といってもさまざまな素材や種類があります。
普段履いている靴が汚れてきたけど、どうやって洗ったらいいのかわからない!そんな方も多いのではないでしょうか?
今回は一般的に自宅で洗えるスニーカーの洗い方やおすすめ洗剤、ポイントなどをご紹介します。
簡単な靴の洗い方
まず、知っていてほしいのは水で洗える素材と水で洗えない素材があるということです。
水で洗える素材 | 水で洗えない素材 |
布 | 革 |
ビニール | エナメル |
ゴム | ムートン |
ポリエステル | スエード |
水で洗える素材であることを確認してから洗いましょう。
スニーカーは5つのステップで簡単に洗うことができます。
1.外側の汚れを取り除く
スニーカーの中敷きや靴ひもを外し、外側に付着している泥汚れなどをブラシで落としていきます。
軽く予洗いをしておくと汚れが落ちやすくなります。
2.洗剤液に浸して汚れを浮かせる
ぬるま湯に洗剤を溶かして1~2時間程度スニーカーを浸けておきます。
そうすることによって汚れが浮かびやすくなり、より効率的に汚れを落とすことができます。
3.ブラシでこすり洗いする
汚れを浮かしたら、汚れが気になるところを重点的にブラシでこすり洗いしていきます。
この時注意したいのは、繊維を傷つけないように優しく洗うのがポイントです。
内側のブラシが行き届かないところは、歯ブラシなどを活用すると細かいところまで汚れを落とせます。
4.すすぎをしっかりする
キレイな水で洗剤残りがないようにしっかりすすぎましょう。
洗剤残りが黄ばみの原因になったり雑菌の繁殖につながるので、ヌメリがなくなるまでしっかりすすぎましょう。
5.脱水して日陰干しをする
すすぎ後脱水したら、風通しのいい日陰に干します。
この時注意したいのは、つま先部分が上、かかと部分が下になるように干すことでより早く乾かすことができます。
おすすめの洗剤
多種多様な洗剤があってどれを使えばいいか迷う・・・そんな時多いですよね。
スニーカーを洗う際におすすめの洗剤をご紹介します。
【素材に合った靴用洗剤】
お気に入りの靴を傷めないためにも『靴用洗剤』を使うことが1番有効です。
近年、スーパーやドラッグストアにはさまざまな種類の靴用洗剤が販売されています。
靴用洗剤を使う1番のメリットは靴の素材や洗う目的に合った洗剤を選ぶことができる点です。
【中性洗剤】
靴用洗剤をわざわざ買うのはもったいないという方は、お家にある中性洗剤でも代用できます。
おしゃれ着用洗剤は中性洗剤にあたるので、ダメージを抑えながらもキレイにすることができます。
【弱アルカリ性洗剤】
こちらも中性洗剤と同様に、普段使っている洗濯用洗剤で代用できます。
弱アルカリ性なので、酸性の皮脂汚れを落とすのに適しています。
漂白・消臭・除菌の効果がある洗剤もあるので、上履きなどとにかく白くキレイにしたいという時に向いています。
※洗剤残りがあると黄ばみやシミになってしまう場合があるのでしっかりすすぐことが必要です。
重曹やオキシクリーンは使える?
重曹やオキシクリーンもスニーカーを洗う時に使えます。
【重曹】
重曹は弱アルカリ性なので、スニーカー内部の皮脂汚れを落とすのに有効です。
使い方は洗濯洗剤と同じで、ぬるま湯に重曹を溶かして使います。
スニーカーの外側の汚れは浸けおきすると汚れが落ちやすくなります。
また、重曹には消臭効果もあるのでスニーカーのニオイ消しに効果的です。
【オキシクリーン】
オキシクリーンも重曹と同様に弱アルカリ性なので、皮脂汚れを落とすのに有効です。
また、オキシクリーンは汚れを落とすだけではなく、漂白・消臭・除菌効果も備えています。
使い方は50度ぐらいのお湯にオキシクリーンを溶かし、スニーカーを2時間~6時間ほどオキシ漬けします。
その後、汚れが気になるところをブラシでこすり洗いするとよりピカピカになります。
※重曹やオキシクリーンは弱アルカリ性のため、洗剤残りがあると紫外線に反応して黄ばむことがあるので、しっかりすすぎましょう。
洗濯機で洗える?
結論:布製のスニーカーであれば洗濯機で洗えます。
スニーカーの種類や素材によっては水洗い推奨していないものもあるので、事前に確認することが大切です。
スニーカーを洗濯機で洗う時は、まず中敷きや靴ひもを外し、外側や底についた泥汚れを大まかにブラシで落として予洗いします。
スニーカー本体と中敷き、靴ひもを洗濯用ネットに入れて通常コースで選択します。
洗剤は解け残りの心配を防ぐため、液体の洗剤を使用することをおすすめします。
この際、水の量を多めに設定しておくといいでしょう。
コインランドリーでのポイント
近年ではコインランドリーに『靴専用洗濯機・乾燥機』というものが設置されているところもあります。
靴専用洗濯機には中心にブラシが備わっていて自動的に汚れを落としてくれるので便利です。
ただし、素材によっては傷めてしまう可能性があるので注意が必要です。
20分200円、乾燥20分100円と設定しているところが多く、短時間で比較的安くお手軽に洗濯できます。
★ポイント
あらかじめ外側についている泥汚れや底に付着した砂利などを取り除いておくことが大事です。
また、靴専用洗濯機に入れる際は、中敷き・靴ひもを外し底部分が外側になるように配置するのがポイントです。
中心部分にブラシがついているため、逆にしてしまうと1番キレイにしたい部分の汚れをうまく落とせないので注意しましょう。
コインランドリーのメリットは靴専用乾燥機があることです。
靴は長時間生乾きの状態が続くと雑菌が繁殖してニオイの原因になりますが、靴専用乾燥機を使うことで素早く乾かすことができ、手間もかからず時短にもなるので一石二鳥です。
まとめ
今回はスニーカーの洗い方・おすすめの洗剤・注意したいポイントなどをご紹介しました。
大切なのは、洗える素材の靴なのか調べること・靴の素材に合った洗剤を使うこと・用途に合った洗い方をすることです。
『おしゃれは足元から』と言われているように、常にキレイな靴で出かけたいものですね。
コメント